Aras InnovatorEdge API リリース 1.9.0 の提供を開始しました!
主なビジネス機能・メリット
- メソッド入出力における JSON サポート
- Machine-to-Machine(M2M)認証のサポート
- セマンティック検索におけるソースチャンクの取得
- 公開 JSON Schema を用いた On-The-Fly クエリ検証
- 不具合修正
- セキュリティ修正
本サービスの利用開始方法については、InnovatorEdge API Getting Started ガイドをご参照ください。
注意
Breaking Change:On-The-Fly クエリエラー応答形式が RFC 9457 に変更
Edge API 1.9 より、On-The-Fly クエリのエラーレスポンス形式が、従来の OData エラーフォーマットから RFC 9457(Problem Details for HTTP APIs)に変更されます。
対象となるのはレスポンス形式のみであり、リクエスト形式に変更はありません。
対象範囲:
- HTTP 400 系エラー
- HTTP 500 系エラー
On-The-Fly クエリのエラーハンドリングを実装されている場合は、RFC 9457 形式のレスポンスに対応するよう更新してください。
オンプレミス環境をご利用の場合
Edge API 1.9 以降へアップグレードする際は、最新版のインストールガイドをご参照ください。
本リリースでは ams-bootstrap-service(Edge API DB Bootstrap) が導入されており、それに伴いインストール手順の一部が変更されています。
この専用サービスにより、データベースマイグレーション時の競合状態(Race Condition)を防止し、Edge API がサービス提供を開始する前にマイグレーション処理を確実に一度だけ実行できるようになりました。
機能強化
1. メソッド入出力における JSON サポート(メソッド パラメーターと戻り値)
Edge API のメソッドパラメータに、新たに JSON データ型 が追加されました。
従来サポートされていた以下の型に加えて利用可能です。
- String
- Integer
- Boolean
- Float
- ItemType
- JSON(新規追加)
これにより、ネストされた配列を含む JSON オブジェクトをそのままメソッドへ受け渡すことが可能になります。
また、メソッドの戻り値についても JSON 型が利用可能となり、グローバルメソッドおよびバインドメソッドの両方で構造化された JSON として返却できます。
サポートされる JSON サイズは最大 5MB です。保存時には JSON の妥当性チェックも実施されます。
メリット
複雑なビジネスロジックや条件分岐を、文字列化や専用 ItemType の作成といった回避策なしで API として公開し、そしてAI エージェントに利用できるようになります。
想定ユースケース
詳細は Building your API schemaをご参照ください。
2. Machine-to-Machine(M2M)認証のサポート
Customer Identity and Access Management(CIAM)が発行する OAuth 2.0 Client Credentials フローによる M2M アクセストークンをサポートしました。
これにより以下のようなシステム連携を、人手を介さず安全に実行できるようになります。
- CAD インポート処理
- BOM 同期処理
- ERP 連携
- 品質ワークフロー連携
メリット
詳細は、CIAMユーザーガイドとManaging API keys and Access tokens (Edge API user guide)をご参照ください。
3. セマンティック検索におけるソースチャンク取得機能(“@chunks”)
On-The-Fly Query の search 条件において、検索結果の根拠となるソーステキスト(チャンク)を取得できるようになりました。
検索結果には新しい @chunks プロパティが追加されます。
各チャンクには以下の情報が含まれます。
- 一致したテキスト
- 関連度スコア
@chunks プロパティは検索結果ノードに常に含まれますが、チャンク取得を要求していない場合や該当するチャンクがない場合は、空の配列として返されます。メリット
※フルチャンクの取得には、AI Search 1.1 が必要です。
詳細は Edge API cookbookをご参照ください。
4. JSON Schema による On-The-Fly クエリ検証
On-The-Fly Query 実行前に、リクエスト内容を公開 JSON Schema に基づいて検証する機能が追加されました。
不正なクエリの場合は、以下を含む 400 Bad Request が返却されます。
- すべての検証違反
- 対象フィールドのパス
メリット
バグ修正
1. Filter List プロパティの編集および公開に対応
Filter List プロパティに対して値の入力および変更が可能になりました。
また、Filter List を含むスキーマを他環境へ公開する際に発生していた公開エラーも解消されています。
なお、Filter List の値については API 側でのサーバー検証は実施されません。
有効な組み合わせについては $metadata エンドポイントをご確認ください。
例:
- 制御リスト:Country
- フィルターリスト:City
詳細は Edge API cookbookをご参照ください。
セキュリティ修正
OData リクエストが誤ったユーザー権限で実行される問題を修正
高負荷環境下において、ごくまれに OData リクエストが本来とは異なる認証ユーザーまたはサービスユーザーの権限で実行される可能性がありました。
本リリースではこの問題を修正し、OData リクエストが常に正しい認証主体の権限で実行されるよう改善されています。
本修正に伴うお客様側での対応は不要です。
サービス概要
Aras InnovatorEdge API Manager(Edge API) は、Aras Innovatorに格納されたデータをAPIとして公開・利用するためのサービスです。
特徴
- セキュアで統制されたデータアクセス
- 高パフォーマンスなAPI提供
- AIエージェントとの連携基盤
- デジタルスレッドと外部システムの接続
- ポリシーベースの標準インターフェース
詳細は Edge API product documentation と use cases, features and benefits をご確認ください。
エンタイトルメントとライセンスについては Aras InnovatorEdge service description をご確認ください。
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