新たなレポーティング機能「Aras Reporting」のご紹介

みなさま、こんにちは!
アラスジャパン トレーナーの時田です。

先日、新たなレポーティング機能であるAras Reportingがリリースされましたので、今回は新機能の概要をご紹介させていただきます。

  


  

Aras Reporting とは

  

Release 28 より、既存の「Self Service Reporting」に替わる新たなレポート機能「Aras Reporting 28」が利用できるようになりました。

Self Service Reporting では、表やピボットテーブル、各種グラフが作成できたり、演算が行えたり、帳票形式で出力できたりと、様々な機能が提供されています。

ただ、かなり以前からある機能なので、使っている技術の古さや操作性の面で課題があり、抜本的な差し替えが必要と認識しておりました。

そこで、この度、新たなレポート機能である「Aras Reporting 28」をリリースいたしました。

Aras Reporting 28 の現時点では、データをテーブル形式で参照できるだけでなく、ダッシュボードと組み合わせることで、縦棒・横棒グラフ、円グラフ、ドーナツグラフを作成することもできますので、画面キャプチャを用いながら簡単にご紹介させていただきます。

  

  

  

  

Aras Reporting のインストール

  

当機能を利用する場合、まず弊社 FTP サイトより「Aras Reporting 28 CD Image」をダウンロードし、Aras Update または Package Import Export Utilities を利用して、インストールして下さい。

※ インストール方法の詳細は「Aras Reporting 28 - Installation Guide.pdf」をご参照ください。

  

  

インストールが完了したら、Aras Reporting 用のグループアイデンティティやパーミッションが追加されていますので、「Aras Reporting 28 - Administrator Guide.pdf」を参照の上、必要な設定を行って下さい。

  

  

  

  

Aras Reporting の利用イメージ

  

つづいて、Aras Reporting の利用イメージを簡単にご紹介していきます。

  

Aras Reporting は「クエリ定義」を利用してレポートを作成するため、まず任意のクエリ定義アイテムを作成します。

  

  

  

クエリ定義が完成したら、Aras Reporting の新規作成画面を開き、今回のレポートで利用するクエリ定義を選択します。

  

  

  

クエリ定義を選択して保存すると、クエリ定義で設定したプロパティが一覧表示されるので、必要に応じてさらにプロパティを追加したり、

  

  

  

このレポートのテーブルやグラフで利用する集計設定をしたり、

  

  

  

レポートのテーブルやグラフ上に表示するデータの絞り込みをしたり、

  

  

  

レポートのアクセス権を設定したりできます。

  

  

  

なお、設定した内容は「プレビューボタンをクリックするとテーブル形式で参照でき、前述の「集計」タブで設定されているプロパティにはその合計値等が表示されます。

  

  

  

また、定義した Aras Reporting は、ダッシュボード上ではテーブルに加え、縦棒グラフ、横棒グラフ、円グラフ、ドーナツグラフとして配置することもできます。

  

  

  

  

ここまで Aras Reporting 28 について簡単にご紹介させていただきました。
さらなる詳細は「Aras Reporting 28 - User Guide.pdf」をご覧ください。

また、今回はファーストリリースのため、まだできることに限りがありますが、今後の Release では、積み上げ棒グラフや折れ線グラフ、ピボットテーブルの作成、Excel形式でのエクスポート、テーブルの行単位で式を組み立てての計算、帳票形式での出力ができるようになるなど、継続的に様々な機能強化がされていく予定です。

 今後の進化にご期待いただくとともに、ぜひ Aras Reporting をご利用いただけますと幸いです。

  

※ Aras Reporting では 「日本語ランゲージパック」を提供しております。
インストール時に「日本語」 を選択された場合も、ランゲージパックを適用することで、より快適なラベル表示でご利用いただけますので、ぜひ適用してみてください。

   

それではまた次回、こちらでお会いしましょう。

アラスジャパン トレーナー  時田 和佳奈